Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

USBメモリで感染するワームの生成ファイルがトップ - マカフィーランキング

マカフィーは、2008年3月に同社が検知したウイルスや不審なプログラムなど、ネットワーク脅威の状況についてとりまとめた。

同社によれば、USBメモリなど外部メディア経由で拡大するワーム「W32/Autorun.worm」が生成するオートランファイル「Generic!atr」が先月に続き目立っており、検知した企業数、およびマシン数でいずれもトップだった。

ただしファイル数では、「W32/Fujacks!htm」が2位以下を大きく引き離し、先月に引き続き首位。また、スパムにより拡散しているトロイの木馬「Spy-Agent.bv.dldr」が、検知した企業数、マシン数、いずれも上位に入っている。

一方、不審なプログラム(PUP)の状況についてはほとんど変化なかった。無料で配布されているツールなどウェブサイト経由で感染することが多いとして注意を呼びかけている。

同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。

トロイの木馬

1位:Generic!atr
2位:Generic.dx
3位:Spy-Agent.bv.dldr
4位:VBS/Psyme
5位:PWS-LegMir.gen.k.dll
6位:X97M/Laroux.a.gen
7位:Exploit-MS06-014
8位:Exploit-ByteVerify
9位:PWS-LegMir.gen.k.dll
10位:Downloader.gen.a

不審なプログラム

1位:Generic PUP.g
2位:Exploit-MIME.gen.c
3位:Adware-GAIN
4位:RemAdm-TightVNC
5位:Winfixer
6位:Adware-Baidu
7位:Generic PUP.e
8位:Adware-RewardNet
9位:Adware-GAIN.lnk
10位:Adware-SaveNow

(Security NEXT - 2008/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知