Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性の再発防止に「TCP/IPの脆弱性検証ツール」 - IPAが開発

情報処理推進機構(IPA)は、ネットワークで広く利用されているプロトコル「TCP/IP」を実装する製品の開発者向けに、脆弱性検証ツールを提供開始した。

コンピュータのほか、情報家電や携帯端末など、同プロトコルを利用する機器が増えている一方で、脆弱性の検証ツールが整備されておらず、既知の脆弱性が再発するケースがあることから、同機構では対策ツール「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール」を開発。開発者に対してCD-ROMにより貸し出す。

同ツールでは、同機構が1月より公開している「TCP/IPに係る既知の脆弱性に関する調査報告書(改訂第3版)」で報告した23項目のうち、18項目を検証でき、ICMPやARPにも対応。検証対象機器の脆弱性検証を自動実行し、脆弱性の有無を簡易判定できる。

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2008/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加