「新年を機にダイエットを決意」さえスパムの標的に
季節のイベントを狙ったスパム攻撃が目立っている。さらに記載URLからスパム判定を逃れる「検索エンジンスパム」も増加しているという。
MessageLabsが、1月度のスパムレポートで明らかにしたもの。スパムの割合は、メールトラフィックの73.4%で、前月より微増した。
テキストやHTMLのスパムが大半で、逮捕者が出たことから株価操作のスパムが減少。また2007年夏にはピークを迎えた画像スパムも下火となり、PDFやXLS、MP3などのスパムも1%未満となった。
1月は、金融関連のフィッシング詐欺が増加。時節を重視する傾向が強く、金融機関の貸し渋りやバーゲンなどを狙った攻撃が目立ったという。また、新年を機にダイエットを誓ったユーザーを狙ったとみられる攻撃なども発生した。
また、同社では、「検索エンジンスパム」の増加を確認しており、1月は17%まで上昇した。同攻撃は、検索エンジンの検索結果を表示するリンクをスパムに記載しているのが特徴で、検索エンジン経由で目的のサイトへと誘引。スパム対策製品で検索エンジンのURLをブロックするのが難しい性質を悪用している。
(Security NEXT - 2008/02/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター