Bluetooth経由でモバイル端末狙うウイルスも - トレンドマイクロ報告
トレンドマイクロは、1月のウイルス感染被害を取りまとめた。被害報告は減少する一方、多様化や分散化が進んでいる。
同社によれば、1月の被害報告数は3268件で、2007年12月の3485件から減少した。今月、もっとも報告が多かったのは、トロイの木馬「TROJ_DELF」。同ウイルスをはじめ、4位のバックドア「BKDR_PRORAT」、続く5位のワーム「WORM_VB」を含む6種類が圏外から登場した。被害件数トップ10の入れ替わりが激しい状態となった。
1月は、同社の無償ツールを偽装したマルウェアが流通したほか、偽セキュリティソフトによる攻撃も発生している。同社では、セキュリティ対策ソフトを導入する際、サイトの安全性に注意するよう呼びかけている。
また同社では、携帯電話などで採用されている「Symbian OS」を狙った「SYMBOS_BESELO」を1月23日に確認。同ウイルスは、Bluetooth経由で侵入し、登録電話番号に対してMMSを送信、拡散を狙うという。モバイル端末を狙った攻撃が増加傾向にあるとして注意を呼びかけている。
1月に同社が発表したウイルス被害報告のトップ10は以下のとおり。
1位:TROJ_DELF
2位:BKDR_AGENT
3位:TROJ_VUNDO
4位:BKDR_PRORAT
5位:WORM_VB
6位:WORM_SDBOT
7位:HTML_IFRAME
8位:JAVA_BYTEVER
9位:JS_PSYME
10位:WORM_RBOT
(Security NEXT - 2008/02/06 )
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