未知のウイルス漂うWinnyやShare - 対策ソフトの検知率が6割のケースも
WinnyやShareなどファイル交換ソフト上で流通するウイルスに対し、ウイルス対策ソフトで十分対応できないケースが少なからずあることがネットエージェントの調べでわかった。
ネットエージェントが、2007年5月25日から7月24日までWinnyネットワーク上で拡散するウイルスについて調査を実施し、5種類のウイルス対策ソフトによる検出率を調査を実施した結果判明したもの。Antinnyや亜種などで作成されたと見られるZIPファイルの実行ファイル1860件を、同社では検体として収集。検体には360個のウイルスファイルが含まれていた。
同社が、商用製品を提供する国内外の3社を調べたところ、約97%を検出するソフトウェアがある一方、約81%、約60%のものもあったという。また海外の無料ソフトウェア2種類についても試験を実施し、それぞれ360個のウイルスに対して298個、321個を検出したが、完全に検出できたソフトは有償、無償いずれもなかった。
ウイルスが含まれるファイルの名称としては音楽関連や漫画といった趣味についても23%と多く、アダルト系のものが約21%と同様に狙われている。
ネットエージェント
http://www.netagent.co.jp/
(Security NEXT - 2007/08/02 )
ツイート
PR
関連記事
メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施