はてなのサーバに不正侵入 - 不正プログラムが設置される被害
はてなが運用する2台のサーバが3月9日から不正アクセスの被害に遭っていたことがわかった。不正侵入後、不正プログラムが設置され実行されていたという。
今回発生した不正アクセスは、はてなが管理するサーバ群の入り口に当たるサーバのうち2台が攻撃を受けたもの。これらサーバは、本来パスワード認証を許可していないが、設定の不備により認証が可能になっており、パスワードを総当たりすることで侵入を試みるブルートフォース攻撃を受け、不正侵入を許したという。
同社が不正アクセスを認識したのは14日午前4時ごろで、午前6時ごろに不正アクセスの遮断措置を行ったが、不正アカウントにより、ftp scannerやirc botといった不正なプログラムが設置され実行されていた。
また、その後の調査により、データベースサーバへのアクセス形跡はなく、ユーザー情報が漏洩したりサービスのデータが改ざんされた可能性は低いことがわかったという。
同社では侵入の原因となったサーバの設定ミスについて、セキュリティポリシーが遵守されていなかったとして、セキュリティ対策の見直しを実施するとしている。
(Security NEXT - 2007/03/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト