Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セキュリティ対策ソフトを装う押し売りアドウェア、検出数に衰え見せず

ウェブルート・ソフトウェアは、2007年1月に同社が検出したスパイウェアやトロイの木馬、システムモニタを集計、トップ10を発表した。

同社では、従来より日本語へローカライズされたセキュリティ対策ソフトを装うアドウェア「System Doctor 2006」「DriveCleaner」の拡大について警告してきたが、今年に入ってからも勢いは衰えておらず、今月も2位と3位にランクインした。これらソフトは、感染ルートが多彩で、トロイの木馬経由でインストールされるケースもあり、そのような場合は、駆除したあとも検知を繰り返すといった症状が出るという。

また、アダルトサイトの閲覧時に感染するトロイの木馬「Trojan-Downloader-Zlob」
「Trojan Hachilem」についても、多く検出されており、同社では注意を呼びかけている。同社がまとめた検出数トップ10は以下の通り。

アドウェア

1位:CnsMin
2位:System Doctor 2006
3位:DriveCleaner
4位:Cydoor
5位:GAIN
6位:SearchTool
7位:VirusBurst FakeAlert
8位:180search Assistant/Zango
9位:WhenU SaveNow
10位:Security2k Hijacker

トロイの木馬

1位:Trojan-Downloader-Zlob
2位:Trojan Hachilem
3位:Trojan-Downloader-Ruin
4位:Trojan Backdoor FlyYu
5位:UkVideo
6位:Trojan Downloader Matcash
7位:Trojan Agent Winlogonhook
8位:Trojan Rbot
9位:Trojan Busky
10位:Trojan Phisher QQPass

システムモニタ

1位:Skin98
2位:Any@Web
3位:Win-Spy Monitor
4位:Sc-Keylog
5位:Active Keylogger
6位:Sword Keylogger
7位:Trojan Keylogger Lineage
8位:ChatWatch
9位:IsMyMateCheatingOnline Pro
10位:Sturfajtn

(Security NEXT - 2007/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響