Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

巧妙なフィッシング詐欺サイトを量産するツール見つかる - RSA

RSAセキュリティは、同社オンライン不正対策指令センターがフィッシング詐欺サイトを量産するツールを発見したとして注意を促している。

問題のツールは「ユニバーサル・マンインザミドル・フィッシング・キット」と呼ばれるもの。従来、特定のサイトを偽装するためのツールが出回ることがあったが、今回発見されたツールは、ターゲットを特定しておらず、あらゆるウェブサイトのフィッシングサイトを容易に構築できるという。

作成したフィッシング詐欺サイトでは、ユーザーからログイン情報などが入力されると、そのデータをもとに本来アクセスすべきウェブサイトへアクセス、正規ウェブサイトのデータを不正サイト上へ表示する。フィッシング詐欺サイト上では、本来のウェブサイトへアクセスした情報と同様の結果が表示されるため、利用者は不正に気が付きにくいという。

また、通信そのものが傍受されるため、ログイン後のやりとりされた信用証明情報なども盗聴される。同様の攻撃はまだ少ないものの、同社では、今回発見したような攻撃についても今後1年から1年半の間にさらに広がると予測している。

(Security NEXT - 2007/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
SwitchBot製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
問合窓口担当者が外部サイトで顧客電話番号に関する不適切投稿 - JR東日本
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告