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2967番ポートのスキャンが増加 - セキュリティ製品の脆弱性狙うワームが原因か

JPCERTコーディネーションセンターは、12月に入ってからTCP 2967番ポートへのスキャンが増加しているとして注意を呼びかけている。

同センターが運用するインターネット定点観測システム「ISDAS」により把握したもので、11月以前は目立ったアクセスが少なかった同ポートに対して、12月に入ってからアクセスが徐々に増え始め、22日や24日にはピークに達した。

原因は特定できていないが、2006年5月に明らかになっているシマンテック製品「Symantec Client Security」「Symantec AntiVirus」の脆弱性を狙ったワームの可能性があるという。

同センターでは、ウイルス対策製品における最新定義ファイルの利用やTCP 2967番ポートを利用した内部、外部からのフィルタリングなどを推奨している。また、同製品を導入している場合は、パッチの適用など対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2006/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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