5種類のウイルス対策ソフトを併用 - ベクター再発防止策
ベクターは、9月に同社が提供するオンラインソフトへにウイルスが感染した問題で、再発防止策や社内処分を発表した。
同社では事件発生後、代表取締役社長の梶並伸博氏を中心に調査チームを編成し、事故調査や再発防止策を検討してきたが、正式な再発防止策を決定した。
従来は、ウイルス対策ソフトを1社のソフトに依存していたが、今後5種類のソフトを利用することで新種へ対応する。また、ウイルスの攻撃を受けやすい領域について1時間おきに検査を行い、異常時には社員全体へアラートを発するという。
さらに、ファイル改ざんなどを検出するプロセスを追加するほか、公開サーバへの転送を自動転送ではなく、有人によるものへ変更。Windowsネットワークからの接続も切断する。
また、今回の事件における社内処分を実施し、代表取締役社長と担当取締役について役員報酬20%減額を1ヵ月としたほか、常勤役員や管理責任者について役員報酬10%減額を1ヵ月とした。
(Security NEXT - 2006/11/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市