5種類のウイルス対策ソフトを併用 - ベクター再発防止策
ベクターは、9月に同社が提供するオンラインソフトへにウイルスが感染した問題で、再発防止策や社内処分を発表した。
同社では事件発生後、代表取締役社長の梶並伸博氏を中心に調査チームを編成し、事故調査や再発防止策を検討してきたが、正式な再発防止策を決定した。
従来は、ウイルス対策ソフトを1社のソフトに依存していたが、今後5種類のソフトを利用することで新種へ対応する。また、ウイルスの攻撃を受けやすい領域について1時間おきに検査を行い、異常時には社員全体へアラートを発するという。
さらに、ファイル改ざんなどを検出するプロセスを追加するほか、公開サーバへの転送を自動転送ではなく、有人によるものへ変更。Windowsネットワークからの接続も切断する。
また、今回の事件における社内処分を実施し、代表取締役社長と担当取締役について役員報酬20%減額を1ヵ月としたほか、常勤役員や管理責任者について役員報酬10%減額を1ヵ月とした。
(Security NEXT - 2006/11/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
テモナの「たまごリピート」、脆弱性突かれ侵入 - 流出痕跡は確認されず
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
