Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WindowsのVMLに脆弱性、MSがアドバイザリを公開 - ゼロデイ攻撃も確認

マイクロソフトは、Windowsにパッチ未対応のあらたな脆弱性が見つかったとして、セキュリティアドバイザリを公開した。

今回発見された脆弱性はVector Markup Languageに関するもので、同脆弱性を悪用したサイトを訪問しただけで、任意のコードが実行されるおそれがあるという。同社では、不審なメールに記載されたリンクや、添付されたファイルを開かないように注意を促している。

また当面の回避策として、「Vgx.dll」の登録を解除する、「バイナリとスクリプトのビヘイビア」をインターネットのセキュリティゾーンで無効にするよう設定する、HTMLメールをテキスト形式で表示するよう設定する、などを挙げている。

同社では、同脆弱性に対応した更新プログラムを10月の月例パッチ公開までにはリリースするとして、すでに準備を進めており、現在、最終段階のテストを行っている。

(Security NEXT - 2006/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開