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能登町、住民税に関する個人情報がWinny流出 - 業務委託先から

能登町は、同町の業務委託先より住民税の課税に関する個人情報が漏洩したと発表した。

9月9日に2ちゃんねるへ流出を示唆する書き込みがあったとして同町に通報があり判明。業務委託先である石川コンピュータ・センターの担当者が自宅へ持ち帰り、Winnyがインストールされた私用パソコンでデータを保存したため、流出に繋がったことがわかったという。

流出したのは、旧能都町における2003年度の個人住民税に関する情報4558件と2004年度の個人住民税に関する情報8134件。いずれも整理番号と税額を含むが、2004年度の情報について氏名や住所が記録されていた。

石川コンピュータ・センターによれば、Winnyがインストールされた私用パソコンでは、ウイルス対策ソフトの期限も切れており、ウイルスに感染による漏洩が発生したという。旧能都町の情報に加え、旧中島町に関するデータ2件も含まれていたこと明らかにした。

能登町では、該当する町民へ事情を説明している。同町では、職員や業務委託先に研修などを実施し、再発を防止したいとしている。

(Security NEXT - 2006/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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