Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DoS攻撃やボットの増加目立つ - 警察庁まとめ

警察庁は、2006年度上半期におけるインターネット上の治安情勢をまとめた。

警察庁に設置されたIDSのワーム検出数は24万9000件で、2005年下半期から約13%の減少となった。しかしながら、前年同期に比べると増加しており、予断を許さない状況となっている。

また、同庁が把握したボットネットは327で、前期と比較し、約67%の増加。確認したボット数は37万6823台で、前期の5万2723台から大幅に増加した。このうち、7万2593台が国内の端末であると同庁では分析している。

さらに、ウェブサイトを狙ったDoS攻撃の増加しており、同庁でも4万4700件の攻撃を受け、約32%の増加を記録。同庁調査によれば、2.3%の事業者がDoS攻撃を受けたという。

同庁は、ボットネットの増加やコンピュータの乗っ取りを目的としたSSHのパスワードクラックなど、不正アクセスの準備行為の増加しているとして、注意を促している。

(Security NEXT - 2006/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局