Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

5月の月例セキュリティパッチが公開 - 「緊急」2件含む

マイクロソフトは、セキュリティパッチ3件を公開した。深刻度は、緊急が2件、警告が1件となっている。

アドビシステムズのMacromedia Flash Playerにおける脆弱性は、アニメーション処理上の脆弱性。アドビシステムズでは、すでに脆弱性を解消したアップデート版を3月に公開しており、対応していれば脆弱性の影響ない。

しかし、対応していない状態で、攻撃目的で作成されたファイルが掲載されたウェブへアクセスしたり、電子メールで実行した場合、コンピュータが乗っ取られる恐れがあるという。

また、深刻度が「緊急」として、Microsoft Exchange Serverのカレンダーに脆弱性が見つかっており、悪用されると外部よりリモートで実行される。

警告とされたものは、「Microsoft Distributed Transaction Coordinator(MSDTC)」の脆弱性で、攻撃を受けた場合、サービス拒否に陥るとしている。コードが外部より実行されたり特権の昇格などはない。

2006年 5月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms06-may.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2006/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Androidアプリセキュアコーディングガイド」英語版を公開 - JSSEC
要介護認定調査の連絡票を路上でクリアファイルごと紛失 - 神戸市
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
顧客取引データ保存されたディスク2枚が所在不明 - 西村証券
サイト侵害で個人情報流出の可能性 - 幼児向け通信教材会社
説明会の参加者向けメールで誤送信 - 鳥取労働基準監督署
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
2025年9月も300件強のDDoS攻撃を観測 - IIJレポート
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)