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行政機関個人情報保護法施行状況調査に関するパブコメ結果を公表 - 総務省

総務省は、2005年11月11日から12月12日まで実施した「行政機関個人情報保護法施行状況調査の調査項目等(案)」に対する意見募集の結果概要と、それに対する同省の見解を公表した。

同省では、「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律」に基づく施行状況調査の調査項目案を取りまとめ、昨年意見募集を実施した。その結果寄せられた意見の概要と、それに対する同省の見解を公表した。なお、施行状況の調査結果は取りまとめ次第、ホームページ上に掲載するとしている。

寄せられた意見の中には、第11条に基づき公表されている個人情報ファイルだけではなく、それ以外のファイルについても、目的外利用の有無や件数などについて調査項目として追加すべきという意見があった。

これに対し同省では、公表されていない個人情報ファイルについては、短期間に消去されるものについては、必要性が乏しく、秘匿性が高いものは事務の遂行に支障を及ぼす可能性があるとし、同法の対象外であることを理由に、調査の必要はないとの見解を示している。

また業務委託の際、個人情報を持ち出して作業が行われたのか庁舎内で行われたのかを調査項目として追加すべきとの意見もあった。これに対し同省では、今後業務委託に関する調査項目の充実を視野に入れ、検討するとしている。

(Security NEXT - 2006/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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