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火力発電所の技術資料がネット上に流出 - 中部電力関連会社

中部電力は、関連会社中部プラントサービスの川越事業所社員の私用パソコンがウイルスに感染し、火力発電所に関する技術資料がWinnyネットワーク上に流出したと発表した。

流出したのは、川越火力発電所に関する点検記録のフォーマットと検査記録の一部、および点検従事者の氏名など。核物質に関する情報や電力供給に影響を及ぼす情報などは含まれていないという。

1月27日の夜にネットワーク上に流出し、同月30日に、原子力安全・保安院からの連絡により判明した。同社では、ファイル交換ソフトの使用禁止など、情報管理に関する社内規定を再徹底するとともに、私用パソコン内の業務情報を点検して、再発防止に努めるとしている。

(Security NEXT - 2006/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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