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個人情報が入ったままファックス代替機を貸し出し - ブラザー工業

ブラザー工業は、同社ファックスの修理時の貸し出している代替機を回収した際、登録情報を消去しないまま、別の顧客へ貸し出していたと発表した。

問題となったのは、同社が販売する家庭向けファックス「Commuche FAX-350CL/350CLW/300CL/300CLW」の貸出機。従来機種より消去作業が変更になっていたが、貸し出しを担当する子会社へ消去作業の内容が正しく伝わらず、子機における消去作業が行われていなかったという。貸出機を利用したユーザーの指摘により12月1日に判明した。

同社によれば、貸し出し機は55台で、今年5月10日から12月1日までに延べ459名へ提供していたという。12月6日時点で33台を回収し確認したが、4台に個人情報など25件が登録されていた。同社では残りの貸出機についても回収を急いでいる。

同社では、該当する貸出機の利用者全員に書面にて謝罪し、フリーダイヤルによる窓口を設置して対応を行っている。

(Security NEXT - 2005/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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