Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルス被害の細分化が目立つ傾向に - トレンドマイクロ9月度レポート

トレンドマイクロは、日本国内における2005年9月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

同レポートによれば、9月は特に流行した新種ウイルスはなかったが、ウイルス感染被害の総報告数は8月の約1.5倍となる3678件だった。同社では、10位以内の感染報告数にも大きな変化がないことから、ウイルス1種当たりの被害数は多くないものの、ウイルスが細分化され種類が増える傾向にあると分析している。

また最近の傾向として、愉快犯的な大量ばらまき型のウイルスではなく、標的となるコンピュータへ侵入し、情報漏洩や金銭詐取などの被害を及ぼすウイルスの増加を指摘。このような不正プログラムへの対策として、パターンファイルが対応していない新種ウイルスの攻撃にも対応できる機能を備えた、パーソナルファイアウォールなどの利用を促している。

(Security NEXT - 2005/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響