Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソフォス、9月のトップ10ウイルスを発表 - 既存ウイルスが増加傾向に

ソフォスは、2005年9月におけるコンピュータウイルスの報告数をまとめ、「トップ10ウイルス」として発表した。

同社では、9月に1233件の新規ウイルスを検知、駆除対応した。同社の統計では、9月に使用されたメールのうち1.53%がウイルスメールで、15カ月間連続で減少傾向にあるという。

報告数のトップは「Netsky-P」で全体の18.6%を占め、2カ月連続で増加。同社によれば、ウイルスがトップ10に留まる平均期間は8カ月程度だが、同ウイルスは発見されて以来19カ月連続でチャートに入っているという。同社は長期にわたり被害が報告されている原因として、セキュリティソフトのアップデートを怠るなど、ユーザーのウイルス対策に関する意識が低いことを指摘している。

また、発見から時間が経過しているウイルス「Zafi-D」や「Netsky-D」の増加も目立った。さらに、「Mytob」ワームの亜種も依然として広くまん延しており、9月に報告された全てのウイルスのほぼ半分を占めているという。

同社が発表したトップ10は以下の通り。

W32/Netsky-P
W32/Mytob-BE
W32/Mytob-AS
W32/Zafi-D
W32/Netsky-D
W32/Mytob-CX
W32/Mytob-EP
W32/Mytob-CJ
W32/Mytob-C
W32/Mytob-CN

(Security NEXT - 2005/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
応募QRコードから応募者の個人情報が閲覧可能に - アトレチコ鈴鹿
特別支援学校で生徒の個人情報含む動画を誤公開 - 埼玉県
USBメモリを紛失、暗号化済みだがPW貼付 - NEXCO西日本