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楽天市場での顧客情報流出、ビッダーズにも波及

ディー・エヌ・エーは、ショッピングサイト「ビッダーズ」の出店舗より顧客情報が流出していたと発表した。楽天市場の個人情報漏洩事件と同一店舗だという。

同社によれば、流出が確認されたのは、センターロードが出店している店舗「AMC」での取引きに関わる個人情報8456件。氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入商品名などが含まれている。クレジットカード情報の流出は、現時点では確認されていないという。

同社では楽天市場での情報漏洩事件を受け、社内調査を実施するとともに、楽天、センターロード、および報道機関に対して情報提供を求めてきた。そして8月9日、大手報道機関が保有する同店舗の取引データとビッダーズの取引データを照合した結果、流出した情報にビッダーズ内の同店舗における取引情報が含まれていることを確認したという。

同社では、同店舗での取引実績があるユーザーに対し、現時点で把握されている事実と今後の対応についてメールで報告し、注意を喚起する。今後は、同社および各店舗における個人情報管理体制を強化し、再発防止に努めるとしている。

(Security NEXT - 2005/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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