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岩谷産業、再委託先で個人情報入りパソコンが空き巣被害に

岩谷産業は、LPガス遠隔システムの顧客情報の一部が業務委託先より漏洩したと発表した。

同社では、電話回線を利用したガスの遠隔監視システム「テレセーフ」を提供しているが、静岡県内にて同サービスを利用する一部顧客の個人情報が保存されているパソコンが業務再委託先より盗難被害にあった。個人情報保護法施行を受け、委託先より個人情報保護に関する誓約書を取り付けていた。

設置工事を担当する同社子会社のホームエネルギー静岡では、電話回線関連機器の設置工事をNTTテレコンに再委託しており、その下請けである日東電気において個人情報が保存されたパソコンの盗難事故が発生したもの。

日東電気では、ゴールデンウィークを休業としており、その間に事務所荒らしに遭ったという。保存されていた個人情報は、LPガスの利用者1228件で、氏名、住所、電話番号、工事内容が記載されていた。 口座番号などは含まれていな。

岩谷産業では、警察へ被害を届けるとともに業務委託先に調査を依頼。ホームページにて事件の経緯や詳細を公開している。また、LPガス販売店と連携し、顧客へ個人情報の漏洩の恐れがあることを連絡。不正請求といった二次的被害への注意喚起を行うとしている。

(Security NEXT - 2005/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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