Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ホンダ子会社、2354件の個人情報を紛失

本田技研工業の子会社であるホンダファイナンスは、顧客の個人情報2354件が保存されたCD-ROMを紛失したと発表した。

同社によれば、CD-ROMには、住所、氏名、生年月日、電話番号、勤め先、支払口座、資産情報のほか、カーリース契約に関する情報や任意保険書類、自動車車検証など、2354件の個人情報が保存されていたという。

同社は、紛失判明後に社内規定に従って緊急対策委員会を開催し、原因究明を進めている。今回の紛失事故は社内で発生しており、不要書類などと混同され廃却溶解処分された可能性が高いとしている。不正使用の事実は確認されていないが、第三者不正使用による二次被害を防止するために、書面により顧客に通知した。

同社では、今後の事故を防止するため、4月までに顧客情報をCD-ROMなどの外部記憶媒体へ保存することを全面廃止し、安全管理措置を講じたファイルサーバ内に保存するという。

(Security NEXT - 2005/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

新商品を発売延期、サイバー攻撃の影響で - アサヒグループ
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
「iOS」「iPadOS」のフォント処理に脆弱性 - アップデートで修正
シリアライズライブラリ「Apache Fory」Python版に深刻な脆弱性
「Cisco IOS」や「sudo」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局
「OpenSSL」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Google Chrome 141」を公開 - 21件のセキュリティ修正
委託業者がメール誤送信、講座応募者のメアド流出 - 静岡県
中学校でテスト解答用紙を保護者に誤配信 - 名護市
コンテスト応募者情報をPDFに誤掲載、前年から - 福岡市