Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ホットライン」でフォントを無許諾公開 - 会社員男性が逮捕

福岡県警は、2月23日に無料通信ソフト「ホットライン」を使い、フォントプログラムを無許諾でアップロードしていた神戸市の会社員男性を、著作権法違反の疑いで逮捕した。

コンピュータソフトウェア著作権協会の発表によれば、男性は、2004年6月、すでに検挙されている大阪市の男性と共謀して、フォントワークスジャパンが著作権を持つフォントプログラムを、「ホットライン」によって公開されるハードディスクの領域に保存してインターネット上に公開。また同様の方法で、別の男性と共謀して同社のほかのフォントプログラムを配布していた。

同協会の調査によれば、逮捕された男性が管理、運営していた「ホットライン」サーバには、販売価格に換算できるものだけでも約1億1000万円相当、3280ファイルものプログラムがアップロードされており、男性からIDとパスワードを取得すればダウンロードできるようになっていたという。

(Security NEXT - 2005/02/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

持ち出し緊急連絡表をメモ利用、保育士を懲戒処分 - 二宮町
勤務時間に60時間以上に私的ネット閲覧、副校長処分 - 横浜市
エンプラサーバなどに採用されるAMI製「BMC」にRCE脆弱性
KDDIのホームゲートウェイ「HGW-BL1500HM」に複数脆弱性
インスタアカウントが乗っ取り被害 - 泉大津市のホテル
VPN経由でランサム攻撃、情報の外部公開を確認 - ベル・データ
ネットワーク設定変更で不備、個人情報流出の可能性 - ファストリ
「FortiOS」脆弱性や不正コード混入「Githubアクション」の悪用に注意喚起 - 米政府
SAP、3月の月例パッチを公開 - 新規アドバイザリ21件を公開
Google製脆弱性スキャナの最新版「OSV-Scanner 2.0.0」が公開