Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

総務省がNTTドコモに行政指導 - 個人情報漏洩事件で

総務省は、NTTドコモ九州の個人情報流出事件を受け、同社に対し個人情報の適正な管理の徹底等を文書により指導した。

同事件は、NTTドコモ九州へ勤務していた元派遣社員が信用情報を含む個人情報を漏洩したもの。店舗や保管庫などでクレジットカード情報を不正に入手、ネット上で詐欺グループに売却していた。同社では、事件の概要について12月16日に総務省へ報告したという。

総務省は報告の内容から個人情報の管理が不適切であったとして総合通信基盤局長名の文書により同社に対して遺憾の意を表明、個人情報の取り扱いに係る安全管理措置を徹底し、再発防止に努めるよう指導した。

総務省は、電気通信事業者の保有する個人情報の適正な取扱いを確保するため、引き続き、必要な指導、監督を行っていくとしている。

(Security NEXT - 2004/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開