Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

振り込め詐欺拡大の歯止めとなるか - 預金口座等の不正利用防止法

不正に銀行口座の取引され、オレオレ詐欺や架空請求といった「振り込め詐欺」に利用されて問題となっていることを受け、「預金口座等の不正利用防止法(金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律の一部を改正する法律)」が可決、成立し、2004年12月30日より施行となる。

今回の改正により、他人になりすますことを目的に通帳などを譲渡したり、授受した場合、50万円以下の罰金が科せられる。通帳を有償で譲渡、授受した場合についても、正当な理由がなければ、同法律の対象となる。

さらに、業務として上記のような行為をした場合、2年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金となる。また、これら行為を目的として人を勧誘したり、広告を行った場合についても、50万円以下の罰金が科せられる。

(Security NEXT - 2004/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ