日立、秘密分散法を適用した情報漏洩防止ソリューションを発売
日立製作所 情報・通信グループは、秘密分散法を適用した情報漏洩防止ソリューション「電子割符データエスクロー」を、10月21日より発売する。
同製品は、データファイル自体を暗号化し保存する従来の方法ではなく、秘密分散法と呼ばれる電子情報を任意に分割、統合する数学的理論を適用した保存方法を採用している。
データファイルだけでなく、システムファイルを除くプログラム、ファイル、データベースを保存したフォルダまでを対象とし、それらをPCのローカルフォルダ、専用USBフラッシュメモリ、およびLAN接続された「電子割符データエスクロー」の管理サーバの3カ所に、物理的に分割して保存する。
復元には2つ以上の割符が必要なため、PCの盗難や専用USBフラッシュメモリの紛失があっても、重要な情報の漏洩を防止することができる。
また、出張時や自宅からでもPCを持ち歩かずに資料を閲覧できる「一時預かり機能」や、特定した個人のみに閲覧を許可する「指名公開機能」なども提供される。価格は、電子割符一時預り機能のみのベーシックシステムで40万円から。
(Security NEXT - 2004/10/20 )
ツイート
PR
関連記事
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示