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旧富士銀の顧客名簿4300件が流出 - みずほコーポレート銀行

みずほコーポレート銀行、みずほ銀行、富士総合研究所、およびアドヴァンスト・インフォーメイション・デザインは、旧富士銀行の顧客情報が流出したと発表した。

富士総研が、社債受託管理システム開発を委託していたアドヴァンスト・インフォーメイション・デザインの社員自宅が空き巣被害に遭い、顧客情報が保存されたパソコンが盗まれたもの。

盗まれたパソコンには、現在みずほコーポレート銀行およびみずほ銀行が承継している旧富士銀行の公社債の社債権者のべ約4300件が記録されており、名前、住所、課税区分、口座名などが記録されていた。また、このうち個人の顧客情報は29件が含まれていた。

これらデータはシステム開発用に利用されていたもので、開発業務が終了した後も、データが消去されず、業務委託契約に反してエイアイディー社社員が自宅に持ち帰り、放置されていたという。

みずほコーポレート銀行、およびみずほ銀行では、該当する顧客へ通知するとともに、警察へ被害届を提出したという。

(Security NEXT - 2004/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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