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患者情報を紛失、匿名による郵送で発覚 - 神戸中央病院

神戸中央病院の医師が、患者の個人情報を保存した私物のUSBメモリを一時紛失していたことがわかった。拾得者より郵送され、問題が発覚したという。

同院を運営する地域医療機能推進機構によれば、医師が付属看護専門学校での講義に使用するために持ち出した私物のUSBメモリを紛失したもの。問題のUSBメモリには、同院で検査を受けた患者10人の氏名、およびMRIと内視鏡の画像データが保存されていた。そのうち4人は生年月日、3人は性別、4人は病名も含まれる。

2月3日に拾得者から同院へ匿名でUSBメモリが郵送されたことで、紛失していたことが発覚した。同院では対象となる患者に電話で説明と謝罪を行った。

内規や運用マニュアルでは、個人情報の持ち出しは原則禁止されており、やむを得ず持ち出す場合もセキュリティ機能を備えたUSBメモリを用い、パスワードを設定するよう定められていたが、守られていなかったという。同院では、規則に従い、医師に対して処分を行う方針。

(Security NEXT - 2017/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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