Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ウイルス検出」とだます偽警告、1年間で約15倍に

2016年第4四半期は、「ウイルスを検出した」という偽の警告でユーザーをだます行為に関する相談が、前四半期の1.4倍に増加した。前年同期の約15倍へと拡大している。

情報処理推進機構(IPA)が、2016年第4四半期の不正アクセス届出状況や相談状況を取りまとめたもの。

同四半期に同機構へ届出があった不正アクセスは19件で、前四半期から変動はなかった。14件で実際に被害が発生している。

不正アクセスによる被害の内訳を見ると、「なりすまし」が4件、「侵入」が2件、「不正プログラム埋込」と「DoS」が各1件だった。

原因は「ID、パスワード管理不備」が4件でもっとも多く、「古いバージョン使用、パッチ未導入」が3件、「その他」が2件だった。また5件については原因がわかっていない。

(Security NEXT - 2017/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
MS、7月の月例セキュリティパッチを公開 - 前月の約2倍
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中