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企業の4割強、「セキュリティ人材」の確保が課題

セキュリティ対策における課題で、セキュリティ人材の確保を挙げる企業がもっとも多く、4割を超えることがわかった。

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セキュリティ対策における現在の課題(グラフ:ITR)

8月にITRが、従業員50人以上の国内企業においてセキュリティ対策関連製品やサービスに関する意思決定へ関与する担当者を対象に調査を実施し、結果を取りまとめたもの。有効回答数は1321件。

同調査では、セキュリティ対策を運用する上で現状の課題について尋ねもので、最も多かったのは「セキュリティ人材の確保が難しい」で42.5%にのぼった。

「専任のセキュリティ要員を確保するのが難しい(34.6%)」「セキュリティ人材の教育が難しい(34.2%)」と続き、人材の確保や育成を課題とする回答が目立つ。

「運用監視に手間がかかる(29.7%)」「つねに最新技術へ対応することが難しい(23.7%)」「つねに最新情報を入手するのが難しい(23.5%)」がいずれも2割超だった。

(Security NEXT - 2016/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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