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静岡市の端末から不正通信 - 端末はすでに初期化

静岡市において、市役所の端末からマルウェアが原因と見られる不正な外部通信が行われていたことがわかった。通信記録から判明したもので、端末はすでに初期化済みだという。

同市によれば、同市広報課の端末より、不正な通信を行っていたもの。6月1日に届いたメールを開封したことによりマルウェアへ感染したと見られる。問題の端末は、メール開封後に動作が不安定となり、6月2日にクリーンインストールを行ったという。

6月21日18時ごろに静岡県警より指摘があり、翌22日にインターネットへの通信記録を調べたところ、マルウェアによると見られる不正な通信が2回行われていたことが判明した。

マルウェアに感染したと見られる端末は、マイナンバーや戸籍、福祉など、住民向けサービスが利用するネットワークには接続していないとしている。

(Security NEXT - 2016/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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