Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

9割がカードの不正利用に不安、8割強がICチップ搭載を希望

カード利用者の9割以上が不正利用に対して不安を持つ一方、不正利用の被害に遭った場合の対処法について把握している利用者は5割に満たないことがわかった。

ビザ・ワールドワイドが、2015年1月に実施した「カードのセキュリティに関する調査」によって明らかになったもの。クレジットカードまたはデビットカードを使用して、3カ月以内に店頭またはネット通販で物品やチケットなどを購入した20代から50代の男女512人を対象にアンケートを実施した。

カード番号の窃取やなりすましなど、カードの不正利用が心配か聞いた質問では、「とてもそう思う(38.9%)」「まあそう思う(52.3%)」となり、91.2%が不正利用に不安を持っていることがわかった。しかし不正利用の被害に遭った場合の対処法を把握しているのは47.6%だった。

また従来の磁気ストライプにくらべ、偽造が難しいICチップを搭載したカードを利用したいか尋ねたところ、83.8%がICチップを搭載したカードを利用したいと回答したという。

(Security NEXT - 2015/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2023年のクレカ不正利用被害、前年比23.9%増 - 3年間で2倍以上に
2023年4Qのクレカ被害、前四半期から微減となるも高水準
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
「クレジットカード・セキュリティガイドライン5.0版」が公開
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
2023年3Qクレカ不正利用、前四半期比1.1%減
「EMV 3-D」の導入ロードマップ策定 - 不正顕著な加盟店は即時導入着手
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査