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「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも

BBソフトサービスは、インターネットで体験した詐欺のエピソードを一般より募集し、結果を取りまとめた。フィッシング詐欺に関するエピソードが4割超にのぼったという。

同社が、2023年8月から10月にかけて、自身や家族がインターネット上で体験した詐欺のエピソードを「X(旧Twitter)」で募集し、投稿された内容を取りまとめたもの。938件のエピソードが寄せられた。

投稿されたエピソードとしては、「フィッシング詐欺」が4割超にのぼる。なかには1年に3回引っかかったといったエピソードもあったという。

ダイレクトメッセージで「懸賞に当選しました」とだまし、個人情報を入力させようとする「SNS関連詐欺」や、料金を払っても商品が送られてこなかったり、粗悪品を送ってくる「偽販売サイト」の投稿がそれぞれ1割前後となっている。

また投稿の1割強にあたる136件のエピソードは、実際の被害に遭ったとする内容だった。

内容を見ると「クレジットカードを不正に利用された」「偽サイトで商品を買ってしまい、届かなかった」など、6割強で「金銭被害」を訴えている。「住所を入力してしまった」「カード番号を入力してしまった」などの「個人情報漏洩の可能性」が約3割だった。

(Security NEXT - 2024/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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