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KADOKAWA、不正アクセス受けたサイトを再開 - 情報流出やウイルス感染は確認されず

出版大手KADOKAWAのウェブサイトが不正アクセスを受け、サイトを一時停止していた問題で、同社は、調査と再発防止策が完了したとして、4月7日よりサイトを再開した。

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調査結果を公表したKADOKAWA

同社では、サーバが不正アクセスを受け、フィッシングメールの送信に悪用された可能性があるとして、3月下旬よりサイトを一時的に閉鎖。外部のセキュリティ事業者による調査を行っていた。

調査の結果、不正アクセスによる痕跡と、スパム送信の踏み台に悪用されていたことを確認。サイトの再開にあたり、不正アクセス対策や検知機能の強化、さらにデータセンターの移管、システムの再構築などセキュリティ強化を実施したという。

また今回の不正アクセスによる個人情報の流出や、マルウェア感染を目的としたサイト改ざん被害などについては、あらためて否定している。

(Security NEXT - 2014/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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