Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

昭和シェル、クレジット利用控えが盗難 - 不正アクセスにより発覚

昭和シェル石油は、中央区銀座の同社特約店が運営するサービスステーションにおいて、クレジットカード利用控えの盗難が判明したと発表した。カード番号を悪用した不正アクセスにより発覚したという。

インターネットによる不正アクセス犯罪が発生していることから、同社と特約店が調査を行った結果、同サービスステーションで保管していた2005年2月から4月までの、クレジットカード利用控えの一部盗難が判明した。

盗難伝票には、カード番号、有効期限、利用年月日などが記載されていた。また一部には、英字の名字とイニシアルなど個人情報が含まれており、被害届を提出した。2005年6月末以降の売上伝票については、クレジットカード番号盗用の防止対策を実施、カード番号のマスキング対策を実施しているが、今回盗まれたのはそれ以前の売上伝票だった。

同社では、盗難伝票の情報による不正使用が発生した場合、顧客に経済的な被害が及ぶことはないとしている。また、不正利用の拡大を防ぐため、該当する顧客に対して、カード会社と連携して新たなカード番号のカードへの差し替え発行を進めるとしている。

(Security NEXT - 2005/11/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性