Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供

Solwin InfotechがWordPress向けに提供する有償プラグイン「User Activity Log PRO」にSQLインジェクションの脆弱性が明らかとなった。

登録者以上の権限を保つ場合に、SQLインジェクションによりデータベース操作が可能となる脆弱性「CVE-2024-32137」が明らかとなったもの。「同2.3.4」および以前のバージョンが影響を受ける。

CVE番号を採番したPatchstackでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.5」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」とした。

一方DefiantのWordfenceは、CVSS基本値を「9.9」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。パッチは提供されておらず、リスクを踏まえて代替策への移行も視野に入れ、対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加