Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

8年間に上場企業の約1割が個人情報関連事故を公表

一方、流出、紛失件数が1万件以上の事故は全体の15%にあたる103件。このうち半数超にあたる58件がマルウェア感染や不正アクセスによる流出だった。7件あった100万件以上の事故においても、5件がマルウェア感染や不正アクセスが原因となっている。

原因別に見ると、最も多いのが「紛失、誤廃棄」の265件で全体の38.6%を占めた。次いで「マルウェア感染、不正アクセス」が178件で25.9%、「誤表示、誤送信」が146件で21.3%で続く。

媒体別では、「社内システム、サーバ」が288件で42%を占めた。次いで「書類」が261件で38.1%、「パソコン」が55件で8%、「記録メディア」が47件で6.8%だった。

(Security NEXT - 2020/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年3月31日〜2024年4月6日)
先週注目された記事(2024年3月24日〜2024年3月30日)
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
ネットバンク不正送金被害、上半期だけで前年の約2倍に
Pマーク事業者の個人情報関連事故報告、前年度の約2.3倍に
4割強、内部不正リスクを重視せず - 個人情報対策に偏る傾向も
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化