Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CMS「Drupal」に複数の脆弱性 - アップデートが公開

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」の開発チームは、複数の脆弱性へ対処したアップデートをリリースした。

重要度がもっとも高いのは、サードパーティ製のライブラリ「PEAR Archive_Tar」に起因した複数の脆弱性。「tar」ファイルなどを不正にアップロードされるおそれがある。

脆弱性の重要度は、5段階中2番目に高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしており、12月4日にリリースされた「Archive_Tar 1.4.9」へと更新した「Drupal 8.8.1」「同8.7.11」「同7.69」をリリースした。

また「Drupal 8.8.1」「同8.7.11」では、アクセスのバイパスやサービス拒否など重要度中「中(Moderately Critical)」とする脆弱性3件についても、あわせて修正を実施している。

「Media Library」モジュールにおいて、アクセス制御がバイパスされる脆弱性や、一部モジュールで「.htaccess」をはじめ、システムファイルのアップロードをできる脆弱性、「install.php」ファイルによってキャッシュされたデータが破損する可能性がある問題などに対処した。

(Security NEXT - 2019/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起