2019年3Qのセキュリティ相談、1年ぶりに3000件以下に
2019年第3四半期に情報処理推進機構(IPA)の相談窓口に寄せられたセキュリティに関する相談は、1年ぶりに3000件を下回った。
同機構によれば、同四半期に寄せられた相談件数は2925件。前四半期の3275件から10.7%減少となり、1年ぶりに3000件を下回った。
相談内容別に見ると、宅配業者による不在通知を装ったショートメッセージサービス(SMS)に関する相談が334件。前四半期との比較では27.2%減となり、大きく改善している。
実際は検知していないマルウェアをあたかも検知したように見せかけてユーザーの不安を煽り、電話をかけさせて製品の購入やサポート契約を迫るいわゆる「偽警告」の相談は326件だった。前四半期からは6.3%の減少となる。
相談件数の推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2019/10/28 )
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