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「LLVM」の「Armバックエンド」でスタック保護が機能せず

コンパイラ基盤「LLVM」における「Armバックエンド」において、保護機能が正常に機能せず、バッファオーバーフローを検知できなくなる問題が明らかとなった。セキュリティ機関がアップデートを呼びかけている。

改ざんのチェック用に設定された値をあらたに設定し直したり、ポインタ値をスタック上に置くことが可能で、スタック保護機構が機能しなくなる問題が明らかとなったもの。

バッファオーバーフローに対して脆弱となり、任意のコードを実行されたり、サービス拒否などが生じるおそれがある。

今回の問題を受け、セキュリティ機関では、脆弱性を修正した最新版へのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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