Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正

マイクロソフトは現地時間4月18日、同社ブラウザの最新版となる「Microsoft Edge 124」をリリースした。

ベースとなる「Chromium 124.0.6367.61」「同124.0.6367.60」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとする「Microsoft Edge 124.0.2478.51」をリリースしたもの。

「Chromium 124.0.6367.61」では、CVEベースで14件の脆弱性が修正されており、これらを反映したほか、「Microsoft Edge」独自に3件の修正を行っている。

具体的には、機密情報が漏洩するおそれがある「CVE-2024-29987」「CVE-2024-29986」を解消したほか、セキュリティ機能をバイパスされるおそれがある「CVE-2024-29991」に対処した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、それぞれ「6.5」「5.4」「5.0」と評価されている。重要度については、悪用するために必要となる前提条件が多いとして4段階中もっとも低い「注意(Low)」とした。

いずれも脆弱性の悪用や公開は確認されていない。「CVE-2024-29986」については「Microsoft Edge for Android」のみ影響を受けるという。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-3832
CVE-2024-3833
CVE-2024-3834
CVE-2024-3837
CVE-2024-3838
CVE-2024-3839
CVE-2024-3840
CVE-2024-3841
CVE-2024-3843
CVE-2024-3844
CVE-2024-3845
CVE-2024-3846
CVE-2024-3847
CVE-2024-3914
CVE-2024-29986
CVE-2024-29987
CVE-2024-29991

(Security NEXT - 2024/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD
監査関連資料を誤送信、メアド入力ミスで - 三重県
ランサム被害で学生の個人情報流出を確認 - 宮城学院
国勢調査でメモに使った付箋を紛失 - むつ市
白衣ポケットから盗難、被害メモに患者情報含む可能性 - 東海大病院
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
SBI Cryptoで自己保有の暗号資産が流出 - 原因や被害など調査
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も