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2018年度のセキュリティ市場は1兆1260億円 - 前年度比392億円増

日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、国内情報セキュリティ市場規模について報告値を取りまとめた。2018年度実績について前年度から392億円増となる1兆1260億円と試算している。

同協会が、国内セキュリティ市場について調査を実施、結果を取りまとめたもの。2004年に経済産業省の委託事業として調査を開始。2010年度以降は独自に調査を実施している。2018年度は873社を対象に調査を実施した。

2017年度から2018年度にかけて新しい調査方法を検討。2017年度は従来方式での速報値、2018年度は新方式を意識した推計報告値とした。

同調査によると、「統合型アプライアンス」「ネットワーク脅威対策製品」「コンテンツセキュリティ対策製品」「アイデンティティ、アクセス管理製品」「システムセキュリティ管理製品」「暗号製品」で構成される「情報セキュリティツール」分野における売上推計値は5871億円。前年度の5674億円を197億円上回った。

一方、「コンサルテーション」「システム構築サービス」「運用、管理サービス」「教育」「保険」で構成される「情報セキュリティサービス」分野の売上推計値は5389億円。前年度の5194億円から195億円増加した。

両分野を合計した2018年度の推計値は1兆1260億円で、前年度の1兆868億円から392億円の増加。伸び率は3.6%となる。また2019年度は1兆1771億円と予測しており、4.5%の成長を見込んでいる。

(Security NEXT - 2019/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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