Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者の顔画像含むタブレット端末を紛失 - 国立精神・神経医療研究センター

国立精神・神経医療研究センターは、患者を撮影した画像が保存されたタブレット端末を、職員が帰宅途中に電車に置き忘れ、紛失したことを明らかにした。

同センターによれば、3月2日に同センターの作業療法士が研修会で講師として説明を行った後、会食と飲酒を行い、帰宅途中に電車内に鞄を置き忘れたもの。鞄には、研修で使用した同センターが貸与するタブレット端末や機器が入っていた。

問題の端末には、約25人分の患者を撮影した画像データを保存。そのうち22人は顔の周辺が写っていた。氏名や住所などは含まれていない。同画像は、作業療法時に患者へフィードバックする目的で、本人の了承を得て撮影したものだという。

紛失後、駅や警察へ端末の紛失を届けたが見つかっていない。同月4日に、端末内の情報を遠隔から消去するコマンドを送信する作業を行ったと同センターは説明。同月6日の時点で11人については対象者が特定できており、事情を説明、謝罪する書面を送付する。また、のこりの患者についても特定作業を引き続き進める方針。

(Security NEXT - 2019/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

民生委員の改選書類など紛失、誤廃棄の可能性 - 川崎市
解約済み預金の一部印鑑届を紛失、誤廃棄の可能性 - 大阪信金
新型コロナワクチン接種の一部予診票が所在不明に - 横須賀市
ATMの取引情報が記録された記録媒体を紛失 - 杜の都信金
支援給付金事業で書類紛失、紛失告げずに再提出受ける - いわき市
アレルギー情報含む書類が飛散 - 給食事業者がコンビニでコピー時に
置き忘れてPC紛失、在宅勤務時のデータ残存か - 国立国語研究所
卒業証書の作成委託先で小学校1クラス分の調査票を一時紛失 - 川崎市
生活保護受給者関連の書類が強風で飛散して紛失 - 墨田区
個人情報含む労働力調査関係書類を紛失 - 群馬県