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米政府、「SamSam」関係者を起訴 - 攻撃前にダークウェブで資格情報を調達

米司法省は、ランサムウェア「SamSam」に関連し、イラン人男性2人を起訴した。また米国土安全保障省が同マルウェアの解析情報を公開し、注意を呼びかけている。

同マルウェアは、ファイルを暗号化し、復号化を条件に金銭を要求するランサムウェア。不特定多数を対象として無差別にばらまく攻撃ではなく、標的を絞った感染活動で知られている。

対象組織のネットワーク全体を標的とし、攻撃を成功させるために攻撃ごと手法を変化。執拗な感染活動が特徴。

不特定多数を狙う多くのランサムウェアに比べ、身代金の要求額も数万ドル規模と大きい。

(Security NEXT - 2018/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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