Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windowsタスクスケジューラの脆弱性、PoCは一部環境のみ動作 - コード修正で広く影響

Windowsのタスクスケジューラに未修正の脆弱性が見つかった問題で、公開された実証コードの動作は64ビット版の「Windows 10」「Windows Server 2016」に限定されることがわかった。ただし、修正を加えたコードが32ビット環境でも動作したことが確認されており、広く影響を及ぼすおそれがある。

同脆弱性は、「タスクスケジューラ」において「アドバンストローカルプロシージャコール(ALPC)」の処理に起因するもので、権限の昇格が生じるおそれがある

脆弱性について分析したセキュリティ研究者によれば、今回の脆弱性は、タスクスケジューラに用意されたAPI関数「SchRpcSetSecurity」に起因。権限のチェックに失敗し、ゲストを含めてローカル環境でファイルを呼び出す際にシステム権限が取得できる。

同研究者が公開済みの実証コードを分析したところ、32ビット版のWindowsには含まれないパスや、特定バージョンに存在しないドライバをハードコードしており、64ビット版の「Windows 10」「Windows Server 2016」環境のみで動作することがわかったという。

一方CERT/CCでは、実証コードを変更することで32ビット版の「Windows 10」でも動作することを確認した。さらに変更を加えることでより多くに影響を与える可能性があると指摘している。

(Security NEXT - 2018/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Oracle、定例更新をリリース - 334件の脆弱性に対処
「Citrix ADC」狙う悪用コード出回る - ゼロデイ攻撃に注意
MS、2020年最初の月例パッチを公開 - 脆弱性49件を修正
米国家安全保障局、Windowsの脆弱性に警鐘 - 情報漏洩やファイル偽装のおそれ
「Adobe Illustrator CC」に複数の深刻な脆弱性
「Citrix ADC」の更新、1月下旬に順次公開 - 米政府がチェックツール公開
「phpMyAdmin」にSQLiの脆弱性 - アップデートが公開
脆弱な「Citrix ADC」の探索行為が観測される - 高まる悪用リスク
Juniperがアップデートを公開 - 複数製品に深刻な脆弱性
「Firefox」に深刻な脆弱性、ゼロデイ攻撃も - 今年2度目の更新