Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress」向けテーブル生成プラグインに脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「TablePress」において権限の昇格が生じるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、テーブルを製性する機能を提供する同プラグインにXML外部実体参照(XXE)処理の脆弱性「CVE-2017-10889」が存在することが明らかになったもの。

同脆弱性により、同プラグインを導入している「WordPress」において「投稿者」以上の権限を持つユーザーが、サーバ上の任意のファイルへアクセスすることが可能になるという。

今回の脆弱性は、NTTコミュニケーションズの東内裕二氏が、情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。同プラグインの開発者は、脆弱性を解消した「同1.8.1」を公開している。

(Security NEXT - 2017/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定