Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

政府統計システムから個人情報2.3万件が流出か - 原因はStruts2脆弱性

政府統計システムの「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」が不正アクセスを受け、利用者の個人情報などが流出した可能性があることがわかった。

20170414_so_001.jpg
不正アクセスを公表した総務省

総務省によれば、地図上で人口や世帯数などの統計データが確認できる機能「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」が不正アクセスを受け、情報流出が判明したもの。4月11日12時よりサイトを停止している。

同サイトで利用していた「Apache Struts2」の脆弱性が突かれたもので、今回の不正アクセスにより不正プログラムが設置された。

公表済みの統計情報にくわえ、サービスを開始した2013年10月18日以降に同サイトの利用登録をした約2万3000人分の個人情報や、利用者がアップロードしたデータが外部へ流出した可能性がある。

サイト利用者におけるマルウェア感染は否定。同省では、不正アクセス対策を講じたうえでサイトを再開するとしている。

(Security NEXT - 2017/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール覗き見職員を処分、PWなど推測して不正アクセス - 宇陀市
サポート詐欺被害でイベント参加者名簿が流出の可能性 - 山口市
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
メールアカウント3件に不正アクセス、個人情報が流出 - 近大関連会社
トヨタの社用車管理サービスに不正アクセス - 原因は古いアクセスキー
鹿児島農産品の通販サイトで個人情報流出の可能性 - クレカや認証情報も
LINEヤフーのサイバー攻撃被害、メールやSlack上でも - 対象件数を修正