2016年は15万台以上でモバイルランサム検知 - 前年の1.6倍
2016年は、前年の約1.6倍にあたるAndroidデバイス上で、ランサムウェアによる攻撃が検知されたことがわかった。
Kaspersky Labが、同社製品のユーザーから収集したデータをもとにモバイル端末を対象としたマルウェアの観測状況を取りまとめた。
2016年に検知したモバイル端末を狙うマルウェアは、前年の約3倍となる852万6221件。これは、過去11年間に検知した全マルウェアの約半分に相当するという。また前年の1.6倍となる401万8234台のAndroidデバイス上で、約4000万件のマルウェアによる攻撃を検知した。

検出されたランサムウェアの種類(グラフ:Kaspersky Lab)
モバイルを標的にしたランサムウェアを見ると、2016年は167カ国において、同社製品利用者15万3258人において検出。前年の1.6倍にあたり、インストールパッケージの数を見ると、前年の8.5倍となる26万1214件が検出されたという。
また、オンラインバンキングのアカウント情報を窃取するモバイル向けマルウェアは、164カ国30万5543人から検知された。前年の5万6194人から5.5倍に急増している。12万8886件のインストールパッケージを検知しており、前年の1.6倍へと拡大している。
(Security NEXT - 2017/03/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年8月31日〜2025年9月6日)
先週注目された記事(2025年8月24日〜2025年8月30日)
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
警察庁、ランサムウェア「Phobos」「8Base」の復号ツール開発
先週注目された記事(2025年7月13日〜2025年7月19日)
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)