Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メルマガ読者管理DBにSQLi攻撃、一部流出か - ソフト開発会社

ソフトウェアの開発、販売を手がけるグレープシティは、同社が運営するウェブサイトが不正アクセスを受け、メールマガジン購読者の一部メールアドレスが流出したことを明らかにした。

同社によれば、運営する「Developer Toolサイト」が、8月7日から9月5日にかけ、複数回にわたりSQLインジェクション攻撃を受けたが、カザフスタンのIPアドレスを発信元とした8月10日15時ごろに受けた攻撃で、情報が流出した可能性があるという。

SQLインジェクション攻撃を受けたのは、同社メールマガジン購読者のメールアドレスを管理するデータベース。約1万1900件のメールアドレスが格納されていたが、そのうち281件が流出した可能性がある。

9月6日19時ごろ、ログを確認していたところ、不正アクセスの可能性に気が付いたもので、翌7日の解析で被害が判明した。同社では、脆弱性を修正し、アクセス制限を強化。今後WAFの導入などを進めるという。

またメールマガジンの全登録者に対し、報告と謝罪のメールを送信。流出の可能性がある登録者に対しては、別途メールで謝罪したという。

(Security NEXT - 2016/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
研究参加者のメアドが流出か、SQLi攻撃の痕跡 - 統数研
SQLi攻撃で顧客情報流出、顧客に脅迫メールも - アパレルブランド
資格検定申込サイトへSQLi攻撃 - メアド流出の可能性
経産省、メタップスPに行政処分 - 診断で脆弱性見つかるも報告書改ざん
問合システムにブラインドSQLi攻撃、メアド流出の可能性 - 名古屋大
矢野経済研究所に不正アクセス - SQLi攻撃でアカウント情報が流出
サーバに大量のSQLi攻撃、メアド流出か - エフシージー総研
ほくせんカードの会員サイトにSQLi攻撃 - 顧客情報4.4万件が流出の可能性
SQLi攻撃でメールアドレスが流出か - アウトドア用品企画会社