Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows向け「LINE」の自動アップデート機能に脆弱性

Windows版の「LINE」が備える自動アップデート機能に脆弱性が含まれていることがわかった。同社は旧版の利用者に対し、自動アップデート機能を利用せず、最新版を再インストールするようアナウンスしている。

同ソフトウェアにおいて、自動アップデート機能に脆弱性が存在することが判明したもの。「同4.8.1.1112」および以前のバージョンにおいて自動アップデート機能を利用した際、中間者攻撃によって不正なファイルを読み込むおそれがあるという。

これを受けて同社は、「同4.8.2」で脆弱性を修正。旧版の利用者に対して、安全にアップデートできない環境が存在するとし、自動アップデートを利用せず、最新版をダウンロードして、再インストールを行うよう呼びかけている。

また7月に修正した不正なライブラリファイルを読み込むおそれがある検索パスに関する脆弱性「CVE-2016-4831」への対応が、一部不十分であることも明らかとなった。

同社では、7月1日に修正版となる「同4.8.0」をリリースしていたが、インストーラーに関しては対応が不十分だったという。同社では同脆弱性に対しても再度修正を実施している。

(Security NEXT - 2016/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告